赤穂市内には名水百選の千種川が流れています。

気公はおおかた温暖で、山々と瀬戸内海に恵まれた土地です。


赤穂城跡は昭和46年(1971)に国史跡指定を受けています。現在発掘調査がすすみ、復元整備がなされています。
冊子「赤穂市の自然と歴史から文化を楽しむ。(赤穂市教育委員会)」によると、明治維新後、赤穂城内の多くは売り払われました。当時の花岳寺仙珪和尚が屋敷跡を買い取り、庭園や長屋門などの保存整備に精力を傾けました。
赤穂城跡敷地内には、赤穂大石神社、大石内蔵助良雄の宅跡などがあります。

赤穂城周辺
赤穂城周辺には赤穂市立歴史博物館や、赤穂市立民族資料館があります。
赤穂市立歴史博物館では、赤穂浪士・赤穂の塩・赤穂の上水道などに関する資料の収集・展示をしています。
赤穂市立民族資料館の建物は、旧日本専売公社赤穂支局だったもので、明治41年(1908)に建築されたものです。この建物自体が兵庫県の重要有形文化財です。


尾崎・御崎(おさき・みさき)

江戸時代から昭和にかけての広大な塩田跡は現在住宅地や工業地となっていますが、尾崎・御崎はおもに住宅地となっています。
この地は、赤穂八幡宮を中心に栄えています。ですので、赤穂八幡宮周辺、そして海浜公園周辺、御崎の海岸沿いの大きく3つのポイントに分けることができます。

赤穂八幡宮周辺
秋祭りがことに有名な赤穂八幡宮です。その山上に普門寺があります。普門寺には平安時代前期の十一面千手観音菩薩像がいらっしゃり、昭和24年(1949)に国の重要文化財に指定されています。春祭り、毎月28日のお不動さんで親しまれています。
また、大石内蔵助が赤穂城の残務処理中に滞在した通称おせどもあります。

兵庫県立赤穂海浜公園
兵庫県立赤穂海浜公園は家族が楽しめる施設がたくさんあります。遊園地「わくわくランド」、オートキャンプ場、塩づくり体験ができる塩の国、海洋科学館、アスレチックなど。海水浴場があり、潮干狩りもできます。

御崎・瀬戸内海国立公園周辺
遊歩道が海岸線に沿ってあります。「大石なごりの松」や伊和都比売神社があり、日本百景の一つです。
御崎は赤穂温泉街があり、日本の夕日百選の一つとしても選ばれています。
赤穂市立田淵記念館、田淵氏庭園が有名です。


坂越(さこし)

坂越(坂越のまち並みを創る会)の歴史は古く、秦河勝の漂着伝説をもつ生島(いきしま)は、大避(おおさけ)神社の神地として人の出入りが禁じられていたため、樹木が原始の状態で保たれていて国指定の天然記念物です。

中世以降、廻船業で栄え風情ある町並みは、心が大変和みます。

坂越まち並み館(旧奥藤銀行)、奥藤酒造郷土館、旧坂越浦会所、桜の名所である船岡園や茶臼城跡、瀬戸内三大船祭の一つ坂越の船祭りがあります。

 


有年(うね)

有年は赤穂市の文化財宝庫と呼ばれています。

田中遺跡、沖田遺跡、有年考古館、赤穂ふれあいの森など多数点在しています。